生物多様性とは
全ての生き物は、つながりあいながらバランスを保って存在しています。そのような生物多様性を守ることは、私たちを含むすべての生き物の現在と未来において、とても大切なことです。浜松は、遠州灘から南アルプス南端の亜高山帯までの様々な環境の中に多様な生き物が存在しており、浜松らしい自然のすがたを形作っています。
アカウミガメと中田島砂丘
アカウミガメは、5月中旬になると遠州灘の黒潮に乗って中田島砂丘に姿を見せ、砂浜に卵を産みます。それらが8月から10月にかけて孵化し、子ガメは砂浜をわたって海へ戻っていきます。アカウミガメは、砂浜という特殊な環境下でしか産卵ができないため、砂浜の環境が傷つけられると、子ガメが生まれる場所が失われます。例えば、車で海岸を走ると、卵がつぶれたり、わだちで子ガメが海に戻れないこともあります。また、子ガメは海上のわずかな紫外線を頼りにするため、街明かりが強すぎると海の方向が分からなくなってしまいます。砂浜の環境を守ることは、アカウミガメを絶滅から救うことを意味し、ひいては生物多様性を守ることにつながるのです。