原理解説発声のしくみ

図 声帯

【参考】

  • 『ひと目でわかる体のしくみとはたらき図鑑』 大橋 順・ 桜井 亮太

高い声、低い声

声を出すとき、肺からでた空気が喉の奥の「声帯」を通ります。(図)声帯を振動させることによって音をつくり、その振動数によって声の高さが決まります。高い声は、声帯が引っ張られ緊張して細かく振動することで出ます。低い声は、声帯が緩められ、ゆっくり振動することで出ます。

男女の声の違い

大人の男性の声は低く、女性や子どもの声は高くなります。これは、声帯の長さの違いによるものです。男性は11~14歳ごろの思春期になると、声帯が厚く長くなります。この声帯の変化が、いわゆる声変わりを引き起こしています。一方、女性の声帯も発育しますが、長さは男性ほど変わりません。

いろいろな発音

口を開けて声を出すと、「あー」という声になります。声帯から出た音がそのまま出るのがこの声です。声を出しながら口の形を少し変えるだけで、「ア・イ・ウ・エ・オ」と発音できます。これを母音といいます。これに対して、声を出しながら舌と口で一瞬息の通り道を閉じる発音を子音といいます(「カ、サ、ハ、パ」など)。私たちは、口や舌の形を自由にあやつることで様々な言葉を発しています。