超音波の技術
超音波とは、「20kHzを超える人間の耳には聞こえない音」と定義されています。超音波が起こす空気の振動を振動エネルギーとして利用すれば、硬い素材を簡単に貫くドリルや切れ味抜群の医療用の超音波メスになります。超音波洗浄機は、超音波を液中に照射し、その振動により汚れを落とします。超音波溶着機は、プラスチックを超音波振動で擦りあわせ、その摩擦熱でくっつけます。
水中でも超音波の技術は活用されています。光や電波は水中では伝わりにくい一方、超音波であればまっすぐ伝わります。漁船が魚の群れを探す魚群探知機や海底の地形探査等に利用されています。(図)また、母体にいる胎児を超音波診断装置で安全にみることにも利用されています。