原理解説縦波と横波

図1 縦波(左)と横波(右)

図2 地震波

縦波と横波

波はエネルギーを伝える振動です。波は伝わり方で縦波と横波があり、波の振動の方向が異なります。(図1)

縦波は、 振動の方向と波の進行方向が一致します。コイル状のばねが、伸びる部分(疎)と縮む部分(密)を移動させながら振動する様子が参考になります。媒質に疎と密の部分ができるので疎密波ともよばれます。(媒質とは、振動を伝える物質や空間のことです。)音は、縦波として伝わります。

横波は波の進行方向に対して、振動の方向が垂直になります。光は、横波として伝わります。

地震の縦波(P波)と横波(S波)

地震とは地中に振動が生じ、周囲に波として伝わることで、この波のことを地震波といいます。地震波は、地中を伝わる実体波と地表面を伝わる表面波があります。実体波は、さらに「P波」と「S波」の二つ に分けられます。(図2)

P波は縦波であり、大きな揺れが来る前の初期微動にあたります。S波は横波であり、初期微動の後の大きな揺れにあたります

地震は、P波とS波の両方が同時に発生しますが、P波の方がS波よりも伝わる速度が速くなります