原理解説かげ絵あそび

図1 三色の影

図2  インドネシアのかげ絵 「ワヤン・クリ」

かげ絵の世界

いろいろな形のモノに光をあてて影を映し出すとき、光の方向や光源との距離を変えてみると意外な形に見えることがあります。スクリーンに映し出されるかげ絵の大きさは、光源に近づけば大きく、光源から離れれば小さくなります

いろいろな色の影

赤・緑・青の三原色のライトを使って、いろいろな色の影をつくることができます。(図1)例えば、赤と青のライトをさえぎると、残りの緑の光だけが届くので、影は緑色に見えます。 赤のライトをさえぎると、緑と青の光が混ざったシアン(緑みの青)という色の影ができます。緑のライトをさえぎると、赤と青が混ざったマゼンタ(赤紫)という色の影ができます。青のライトをさえぎると、黄色の影ができます。さえぎったライトの光の色とできた影の色の関係を「補色」と言います。

世界のかげ絵

かげ絵は紀元前から存在し、現在も多くの国と地域で親しまれています。インドネシアに伝わるかげ絵芝居は王族も愛した伝統芸能であり、世界無形文化遺産にも登録されました。「ワヤン・クリ(Wayang kulit)」と呼ばれ、インドの叙事詩をもとにした話を「ガムラン」と呼ばれる音楽の演奏に合わせて見せるものです。(図2)牛(水牛)の皮でつくった人形をつかって、光と影と音を調和させた不思議な世界がつくりだされています。