原理解説光を利用する

図 小惑星探査機「はやぶさ」

【参考】

  • 『とことんやさしい光の本』 谷腰 欣司

様々な光技術

私たちの身近な製品から宇宙開発の最先端まで様々な場面で利用される光技術。ここでは、「分光分析」と「光触媒」について紹介します。

分光分析

物質が放射、または吸収する光のスペクトルを調べ、その物質の成分を特定する方法に「分光分析」があります。どんな物質がどれくらい含まれているかを検出するために、光のスペクトルを観察・測定する「分光器」が使用されます。

小惑星を探査する「はやぶさ」(図)や「はやぶさ2」には、地表のサンプルを採取して、鉱物の種類や地表形状を分析する「近赤外線分光器」が搭載されました。惑星や太陽系について、さらには、生命の起源を解明する手がかりになると期待されています。

光触媒

光を吸収することにより化学反応を促進させる働きをする物質を「光触媒」といいます。光触媒には、酸化チタンが使用されています。酸化チタンに紫外線を当てると、汚れや臭い分子等の有害物質を分解し水や窒素などの無害な物質に変えてしまいます。

光触媒は、ビルの外壁に光触媒塗料をコーティングすることで壁面の汚れを防いだり、ガラス窓のくもり止めや空気の消臭など幅広く利用されています。