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活動報告

秋の企画展 「科学の学園祭2025」 開催報告

科学の学園祭2025_エントランス

科学の学園祭は、浜松市および近隣の学生たちが、日々取り組んでいる科学をはじめとするさまざまな探究活動の発表の場です。ポスター展示やブース出展を通じて、科学をテーマに来館者と交流することで、科学館を中心に学生と地域の人々のつながりができることを目的としています。

4回目となる今年度は、10月4日~26日の会期中、中学校から大学まで合計14校(20団体)の学生約170名がそれぞれの方法で自身の探究活動の成果を発表しました。
たくさんの学生にご来館いただくために、会期中は学生証の提示で常設展入場料を無料としました。(中学生以下は通年無料)

科学の学園祭2025_ホール

〇交流会(8月21日)

出展当日は他校のブースをじっくり見る時間があまりないため、学生同士の交流や、意見交換の場として交流会を開催しました。夏休み中に出展校の学生や先生、ジュニアボランティアメンバーが集まり、それぞれの出展内容を発表しました。ここでの意見をもとに、体験内容を工夫した学校もありました。

科学の学園祭2025_交流1
科学の学園祭2025_交流2

〇ポスター・成果物展示(10月4日~26日)

卒業研究のポスター、骨格標本、ボードゲームなど、さまざまな成果物が並びました。
また、当館のイベント「自由に研究ラボ」参加者も、観察結果をまとめたポスターを制作し、展示しました。

科学の学園祭2025_ポスター展示1
科学の学園祭2025_ポスター展示2
科学の学園祭2025_ポスター展示3
科学の学園祭2025_ポスター展示4

〇ブース出展(10月4日、5日、11日、12日、13日、18日、19日)

各校の学生が考えた展示、実験、工作が体験できるブースが並びました。科学を専門に学ぶ学生だけではなく、静岡文化芸術大学や、常葉大学附属菊川高等学校の美術デザイン科など、自分たちの強みと科学を掛け合わせた内容で出展した学校もありました。
また、成果発表と合わせて卒業研究のモニタリングを実施した学生もいました。

科学の学園祭2025_ブース1
科学の学園祭2025_ブース2
科学の学園祭2025_ブース3
科学の学園祭2025_ブース4
科学の学園祭2025_ブース5
科学の学園祭2025_ブース6
科学の学園祭2025_ブース7
科学の学園祭2025_ブース8

科学の学園祭を通じてそれぞれの学校が特色ある学びの場であることを感じられました。学校の取り組みを近隣の人が知る機会は限られていますが、参加者からは「子どもの頃のことを思い出しました。」「知らなかったことがたくさん知れたり、自分には難しそう、、とさけていたことも楽しく学べて、すごく楽しめました!」などといった感想をいただきました。
また、出展していただいた学校の先生からは「より多くの人に興味を持ってもらうための工夫や、より分かりやすく伝えるための工夫の必要性を学ぶことができた。また、説明するために、より深くその制作物の動作原理などについて知る必要があることに気づくことができ、これからの学校での勉強への取り組み方にも良い影響があったと感じる。」「他校や大学生の発表を見ることができ、とても刺激を受けた。」といった声をいただきました。

浜松科学館では来年度も科学の学園祭を開催予定です。是非、足を運んでみてください。
また、浜松周辺の学校、その他教育機関の皆様は、この機会にご出展をご検討いただけますと幸いです。過去の要項はこちらからご覧いただけます。
出展に関してご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

科学の学園祭2025_フライヤー1