表紙の1枚(vol.18):身近にある光

浜松科学館ニューズレター「COMPASS」。
第18号の表紙は、常設展光ゾーン「光のテーブル」で参加者と一緒に実験する天井(あまい)さんです。

浜松科学館の常設展2階に、光ゾーンというエリアがあります。その中央にある光のテーブルでは、レンズや鏡を使ってさまざまな光の実験を行うことができます。

「光のテーブルで実験・解説をする時は、手作りの実験道具も使いながら光について楽しく感じてもらえるよう心がけています。」

展示の周りのホワイトボードには、天井さんの解説が手書きで書かれています。

「私は科学…特に物理がとても好きです。物理というと難しくて近寄りがたいもののように感じるかもしれませんね。でも、モノが動いたり、光ったり、音が鳴ったり、物理現象は身の回りにたくさんあります。私は浜松科学館で、皆さんに楽しく物理に触れてもらうような取り組みを多く行っています。」

15分で展示実験「風のテーブル」
手作り望遠鏡

今年の夏は、物理現象の一つでもある〈光〉をテーマにした特別展「これって光?キラッとライトな10の実験」を開催しています。天井さんが中心となって企画しました。

「皆さんは“光”って何だと思いますか?キラキラしたイルミネーションや、部屋などの明かりを思い浮かべる人が多いかもしれません。もちろんそれも光なのですが、科学的には、“反射”や”屈折”といったさまざまな性質をもった現象と言うことができます。」

「反射や屈折と聞くと、教科書の中だけのもの、どこか自分とは遠い存在にあるものと捉えがちです。しかし、例えばフィルムカメラは、大まかにいうと、光をレンズで集めて内部のフィルムに映し出し、焼き付けて写真にしています。光の屈折を上手く利用した発明品です。懐中電灯とレンズ、スクリーンになるものさえあれば、簡単なカメラのしくみを再現できるんですよ。」

天井さん手作りの巨大カメラ模型
参加者がカメラを手作りするイベントも行いました

夏の特別展は、チームメンバーと実験を繰り返し、試行錯誤しながら日々準備を進めてきました。

特別展準備の様子

「当たり前のように周りにある光ですが、科学を通してみてみると、見方がより広がったり、納得が深まったりすると思います。私たちの身近にある道具たちを入口にして、いろいろな実験をしながら、様々な光の性質を発見してもらえたら嬉しいです。」

ぜひ天井さんと一緒に、特別展で「これも光なんだ!」と見つけてみてください。

夏の特別展の詳細はこちら