9月の星空案内

みなさん、こんにちは。浜松科学館天文チームです。
前回から間が空いてしまいましたが、星空案内をお届けします。

火星が最接近に向けて、だんだんと大きく見えるように

9月の星座
2020年9月 上旬:21時頃 中旬:20時ごろ 下旬:19時ごろ

9月の空には、まだまだたくさんの夏の星座が見えています。
天頂付近には夏の大三角が輝くその一方で、東の空からは秋の星座たちも顔を出し始めています。
秋の星空のシンボルとなるのが「秋の四辺形」。ペガスス座の胴体にあたる部分の星の並びです。
南の空低い位置には、木星と土星が明るく見えています。さらに、東の地平線近くには火星も見え始めます。
火星も明るいうえに、赤く輝いて見えるのでとても目立ちます。

今月の星座:や座

や座

や座は、夏の大三角の中で輝いています。暗い星でできた小さな星座ですので、見つけるのは少し難しいかもしれません。
全天で88個ある星座のうち、3番目に小さい星座です。

この矢はなんの矢?

この矢は、愛と美の女神アフロディーテの息子、愛の神エロスの持ち物とする神話があります。
キューピッドという別名のほうが有名かもしれません。
エロスの黄金の矢で射られた人は燃えるような恋に落ち、鉛の矢で射られた人は100年の恋も一瞬で冷めてしまいます。
なかなかに恐ろしい効果があるこの矢を、エロスは神々や人に向けていたずらに放って遊んでいたようです。
他の神様に叱られて、そのいたずらはやめたのですが…。
あなたがもし突然のひとめぼれをしてしまったら、それはエロスの黄金の矢で射ぬかれたのかもしれませんね。

(文:浜松科学館 天文チーム)

ひときわ明るい流れ星の正体は?

火球
©︎KAGAYA studio

2020年7月2日 午前2時半頃、関東地方上空で「火球」が目撃されニュースになりました。火球とは、流星の中でも特に明るいもののことです。右の写真はその火球の実際の様子。とても明るいことがわかりますね。この火球は燃え尽きずに地上に到達。千葉県習志野市で隕石として発見されました。国立科学博物館が分析を進め、「習志野隕石」として国際隕石学会に登録申請する予定とのことです。(2020.7.14現在)

さて、浜松科学館にも隕石が展示してあることをご存じですか?
科学館の3階に県指定天然記念物でもある「笹ヶ瀬隕石」という本物の隕石を展示しています。笹ヶ瀬隕石は触ることはできませんが、そのすぐ近くには自由に触ることのできる隕石も展示しています。アルゼンチンで発見された「カンポ・デル・シエロ隕石」です。鉄隕石と呼ばれる種類で、その名前の通り成分のほとんどが鉄。ですのでなんと!磁石にくっつきます。科学館に来るときに磁石を持ってきて、本当にくっつくかぜひ試してみてください。

浜松科学館で投映中の番組

STAR FLIGHT

プラネタリウムで海外旅行

浜松科学館は毎月第3金曜日17:30~19:30、高校生以上限定で、「夜の科学館」と題して夜間も特別開館しています。その時間内にプラネタリウム特別番組「スターフライト」を投映しています。
プラネタリウムは、日本だけでなく地球上の様々な場所の星空を投映することができます。スターフライトでは日本を飛び出して、海外から見られる星空を生解説でご案内します。9月18日のテーマは「フランス」です。
皆さんも、プラネタリウムで海外旅行気分を味わってみませんか?

その他投映中の番組

  • ギャラクシーツアーズ
  • タートルオデッセイ